「医学統計の基礎のキソ」で基礎固め

「医学統計の基礎のキソ」を 1 〜 3巻まで読了したぞー!

https://www.amazon.co.jp/dp/4904307240

読んでみての感想は、「もっと早くに読んでおけば良かった...」だった。。。
そりゃ、そうか。何も小難しいことを覚えようって話ではなく、基礎的な内容を理解しようって趣旨なんだから。

業務でデータ分析やってるので、当然知っていることばかりなのだが、
業務を通して曖昧に覚えていた部分を医学統計という枠組みできっちり体系立って理解することができた。

単純な統計の話も多いのだが、その統計を医学分野で使うには〜って所に重きをおいて具体例多めで説明してくれてたのが、使い所のイメージがわかりやすくて良かった。

医療系分野でデータ分析業務に携わるなら、基礎として必読書なんじゃなかろうか。
特に、医学系以外の分野のデータ分析をやってきて、初めて医学系業務に関わる人は絶対に一読しておくべき。

今なら新人が入ってきた時に「まずこれ読んで」って言える。
これ読んでもし分かってない部分があったら、それ君の理解が浅い部分だから重点的に読んどいて、と。

要点を押さえる、って意味では学生向きな側面もあるんだろうか?
医学論文読む学生さんは3巻にどんな論文を読むのが良いかが書かれているから、オススメかも。

また、データサイエンスに直接には関わりのない、営業や企画など上位レイヤーの仕事を担当する人も、是非一度読んでおくのをオススメしたい。本書で扱ってる内容は基礎としてわかってないと、後から「あれが足りない、これを考慮してなかった」と、何度も出戻りする羽目になる......かもしれない。

いや、社内に詳しい人が既にいて、その人に任せておけばオールオッケーな職場ならそれで構わないのだけれど、『周りに詳しい人がいなくて基礎すらまともに聞けないんだけど〜』とか『ちょっと今更人に聞きづらいからコッソリ勉強しときたい〜』みたいな環境では非常に重宝するのではなかろうか。

以上!